【体験談】3児ママナースが常勤を辞めて後悔したこと・していないこと

体験談
著者
mari.

当サイト「mamanurse days」を運営しているmari.です。
看護師歴約15年、現在は3児の母として育児と仕事を両立しています。

これまでは、総合病院の病棟勤務、保育園勤務、クリニックなどさまざまな職場を経験してきました。
その中で、夜勤・時短勤務・転職の不安など「ママナースならではの悩み」に何度も直面し、試行錯誤してきました。

このブログでは、同じように子育てと看護師のキャリアで悩む方へ向けて、
- ママナースに合った働き方の提案
- 転職エージェントの活用レビュー
- 子育てと両立するリアルな工夫
をお届けしています。

自分の体験と調査をもとに「安心してキャリアを選べるヒント」を発信していきます。

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「常勤で働くの、もう限界も…」
子どもを育てながら常勤ナースとして働いていた頃、私は何度もそう感じていました。

朝はバタバタ、夜勤明けはフラフラ…。
子どもが体調を崩しても崩しても「ごめん、休めない…」と伝えるしかない自分に、情けなさを感じる日々。

 この記事では、私が病棟の常勤看護師を辞めた理由と、辞めて「後悔したこと・していないこと」を正直にお話しします。同じように悩むママナースの方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

この記事はこんな人におすすめ!

・子育てと常勤勤務の両立に限界を感じている

・辞めたら後悔するか不安

・働き方を見直したいけどどう動けばいいかわからないq

なぜ常勤を辞めようと思ったのか?

育児との両立が限界だった

 我が家には、当時1歳・5歳の子どもがいました。夜勤明けでも保育園のお迎えはマスト。子どもの体調不良時は夜勤前でも看病し仮眠もろくに取れないまま出勤。送り迎え、ご飯作り、寝かしつけ…朝から晩まで休む時間なんてほとんどありません。

 「もっとゆっくり子どもと向き合いたい」「仕事も子どもも中途半端になっている気がする」
そんな思いに、毎日押し潰されそうでした。

職場の理解が得られなかった

 「子どもが熱を出して…」と伝えるたびに、申し訳なさとプレッシャーを感じていました。
表面上は理解してくれるけど、急な休みや早退に対する空気が冷たく感じることも。

 周囲に子育て中の看護師が少ない職場では、「甘え」と受け取られてしまうのが現実でした。

家族との時間が減りすぎた

 子どもたちと一緒にごはんを食べたり、寝る前に絵本を読んであげたり、
そんな小さな時間さえも「奪われている」と感じていました。

 子どもが「ママ、今日も夜お仕事行くの?」と寂しそうに言った日、私は初めて「辞める」という選択を本気で考えました。

常勤を辞めて後悔したこと

収入が減った

 やはり真っ先に影響が出たには収入面です。
ボーナスも夜勤手当もない働き方に切り替えたので、毎月の手取りは減りました。

 当初は節約が大変でしたが、夜勤明けの無駄遣いがなくなり、固定費の見直しもしたことで徐々に家計も安定してきました。

周囲の目が少し気になった

 「どうして常勤を辞めたの?」と聞かれることもありました。
特に、夫の職場の人や義両親には理解されにくい部分も。

 ただ、気にしすぎないようにすることで、だんだん自分の軸を持てるようになりました。

キャリアに対する不安が出てきた

 「これからどうやってキャリアを積んでいけばいいんだろう?」
一度レールを外れると、今後の働き方に不安が出てきます。

 でも、実際には、パートや派遣、訪問看護など、看護師にはいろいろな選択肢があると知り、視野が広がりました。

でも、辞めて本当によかったと思える理由

心と体の余裕が生まれた

 何よりも大きかったのは、心に余白が生まれたこと。
寝不足でイライラすることも減り、家族に優しく接する余裕が戻ってきました。

 以前よりも笑顔で過ごせる時間が増えたのは、本当に大きな変化です。

子どもとの時間が持てるようになった

 子どもたちの「ただいま〜!」の声を聞いて迎えられる毎日。
一緒におやつを食べて、話を聞いてあげる時間ができたことで、子どもたちの表情もどこか安心したように見えます。

 「ママがそばにいてくれる」
それだけで、子どもたちの心が安定していることに気づきました。

「自分らしい働き方」を考えるきっかけになった

 常勤という働き方を手放したことで、「どう働きたいか」を真剣に考えるようになりました。

・時短勤務ができるクリニック
・土日休みの訪問看護
・残業がほとんどない保育園
・夜勤専従看護師

 選択肢はたくさんあります。自分の生活スタイルに合った働き方を考えることで、今はパートでクリニックの看護師として無理なく働くことができています。

後悔しないために準備しておくべき3つのこと

1.家計の見直しと収入のシュミレーション

 収入が減る可能性があるので、生活費や保育料、貯金などを見直しておくことが大切です。おすすめは、最低3ヶ月分の生活費を確保しておくこと。

 固定費の見直しは無理なく節約につながるのでおすすめ!

2.自分の合った働き方をリサーチする

 常勤以外にも、看護師にはたくさんの働き方があります。

・日勤のみの病院勤務
・パート・時短勤務のあるクリニック
・子育てに理解のある訪問看護ステーション

 自分ひとりで探すのは大変なので、私は転職サイトに相談しました。

 希望の条件を伝えるだけで、ママナース歓迎の職場をピックアップしてくれるので助かりました。

3.夫や家族と話し合っておく

 生活スタイルが変わることで、家族の協力も欠かせません。

 「家計のこと」「育児の分担」など事前にしっかりと擦り合わせておくことで、あとあと後悔せずに済みます。

今つらいなら、「無理しない選択」もありです

 看護師として、母として、女性として。
毎日がんばっているママナースのあなたへ。

 常勤を辞めることに、迷いや不安があるのは当然です。
でも、無理を続けて心も体も壊してしまっては、元も子もありません。

 私もたくさん迷って、でも「子どもとの時間を大切にしたい」「自分のペースで働きたい」という思いを優先しました。
 その決断は、いま振り返っても後悔していません。

 もし少しでも、「今の働き方に違和感がある」「このままでいいのかな」と感じているなら、まずは情報を集めるところからでも大丈夫です。

 あなたらしい働き方が、きっと見つかります。

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